ピッチ |
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ピッチの大きさ:縦15m〜25m、横25m〜42m 国際試合:縦18m〜20m、横38m〜42m
ゴールの大きさ:高さ2m、幅3m、ポスト幅8cm
フットサルコート図
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ベンチ |
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自陣サイドに取り、後半で交代します。
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ボール |
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フットサル用のボール(外周64cm〜62cm。重量400g〜440g。2mの高さから落下させた時の最初のバウンドが50cm〜65cm。空気圧は0.4気圧〜0.6気圧)
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競技者の数 |
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1チーム5人で1人はゴールキーパー(GK)。 競技開始時、1チームは5名いなければなりません。
交代要員最大7人。退場等によって1チーム3人未満になったとき競技は放棄されます。
試合中、GKも含め交代ゾーンから自由に交代できます。ただし、プレー中の選手がピッチを完全に出てから交代選手が入ります。
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競技者の用具 |
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シャツ、パンツ、ストッキング(ソックス)、すね当て及び靴。靴は底があめ色か白でスタッドがないもの
背番号は1番から15番。
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審判 |
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主審と第2審判の2名でゲームコントロールします。第2審判も主審と同様、笛を持って競技規則の違反に対してフリーキックなどを与えます。また警告、退場も命ずることができますが、2人の判定が異なったときは主審の判定が優先されます。
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タイムキーパーと第3審判 |
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競技時間を測定し、ボールがアウトオフプレーになった時は時計をとめます。
競技者が退場を命じられた後の2分間の罰則時間を計測し、2分間経過後、交代要員の補充を承認します。
1分間のタイムアウトを計測し、審判とチームに知らせます。
各チームの前後半ごとの反則数を記録して7つ目になったことを確認します。
前半の終了、競技の終了、延長の終了を審判とはっきり区別できる笛またはブザー等の音で知らせます。
タイムキーパーがいない時は主審が試合時間を、副審が退場があったときの2分間及びタイムアウトの1分間を計測します。
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時間 |
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前後半それぞれプレーイングタイムで20分ずつ(ボールがアウトオブプレーになったら時計は止まります)。ハーフタイムのインターバルは15分以内
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タイムアウト |
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各チーム、前後半各1回1分間のタイムアウトを取ることができます。
タイムアウトのとき、選手はピッチの中、監督等チーム役員はピッチの外にいなければなりません。
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ドロップボール |
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ボールが天井に当たったとき競技は停止され、当たった場所に最も近いタッチラインからボ-ルを当てたチ-ムの相手チ-ムのキックインかゴールラインからの、ゴ-ルクリアランスでプレ-を再開します。
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反則 |
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2010年の改正により、オフサイドおよびバックパス以外の反則は、サッカーとほぼ同じとなりました。
<GKに関して>
GKから出されたボールは、1度相手競技者に触れなければGKに戻すことはできません。戻されたボールをGKが触れたときは、その地点から相手チ-ムの間接フリ-キックとなります。ただし、その地点がペナルティ-エリア内の場合は、その地点に最も近いペナルティエリアのライン上からの間接フリ-キックとなります。
GKは相手ハ-フを除き、足であっても4秒を超えてボ-ルをコントロ-ルできません。
GKはハ-フウェイラインを超えてボ-ルを投げることができます。
<退場>
競技者が退場を命じられたチームは、2分間経過後に交代要員のなかから競技者を補充することができます。ただし2分間経過する前に得点された場合に限り、その直後に選手を補充することができます。退場を命じられた選手は、ピッチ(ベンチも含む)から離れ更衣室に戻らなければなりません。
<改正による変更履歴>
※ショルダーチャージは、2006年度の改正により、無謀あるいは過剰な力によるものでなければ反則ではなくなりました。
※スライディングタックルは、2010年度の改正により、無謀あるいは過剰な力によるものでなければ反則ではなくなりました。
※GKへのバックパスは、従来はボールが相手競技者に触れるかハーフウェーラインを超えればOKだったが、2010年度の改正により、相手競技者に触れない限りGKは味方が戻したボールに再び触れることができなくなった。(パワープレーの時も適用されるため、GKは相手ハーフに入らないとパス交換ができないこととなった
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フリーキック |
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相手競技者は5m以上離れなければなりません。
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反則の累積 |
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直接フリーキックとなった反則をチームで前後半それぞれ累積し、6つ目の反則から相手チームに壁なしの直接フリーキックが与えられます。延長戦は後半の反則数がそのまま累積されます。壁なしの直接フリ-キックは次の地点から行われます。(図はこちら)
・第2ペナルティーマークの仮想ラインより後方で犯した場合は、第2ペナルティーマーク。
・第2ペナルティーマークの仮想ラインより味方ゴール寄りの位置で犯した場合は、キッカーがその地点か第2ペナルティーマークを選択
・ペナルティーエリア内で犯した場合はペナルティーキック
フリーキックが蹴られるとき、
・GKとキッカー以外はボールより後方かつボールから5m以上離れます。
・フリーキックは直接シュートをねらって蹴られなければなりません。ボールがゴールキーパーに触れられるか、ゴールに当たってはね返ってからでなければ、すべての競技者はボ-ルにプレ-することはできません。
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ペナルティーキック |
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キッカーとゴールキーパー以外の全ての競技者は、ピッチ内にいてボールより後方で、かつボールから5m以上離れなければなりません。
GKはインプレーになるまでゴールライン上にとどまります。
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キックイン |
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(サッカーのスローインに代わるもの) ボールをライン上に静止させます。
立ち足はライン上またはラインの外におきます(走り込んで蹴ってもよい)。
相手競技者はボールより5m以上離れなければなりません。
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ゴールクリアランス |
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ゴールラインをボールが完全に越えたとき、ボールに最後に触れた競技者が攻撃側である場合にはゴールクリアランス(GKスロー)によりプレーが再開されます。直接ハ-フウェ-ラインを越えることができます。
ゴールクリアランスは4秒以内に行わなければなりません。また、ボールがクリアランスされて味方競技者に渡った後は、ボールが1度相手競技者に触れないかぎり、GKに戻すことができません。
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コーナーキック |
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ゴールラインをボールが完全に越えたとき、ボールに最後に触れた競技者が守備側である場合は、越えた側のコーナーエリアから攻撃側のコーナ-キックによりプレ-が再開されます。
相手競技者はボールから5m以上離れなければなりません。
コーナーキックが4秒以内に行われなかった場合は、相手チームにそのコーナーエリアからの間接フリーキックが与えられます。
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その他 |
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※ GKのプレーについて ペナルティーエリアを出てフィールドプレーもできますが、味方ハーフ内ではペナルティ-エリアの内だけでなく、ピッチ上どこの場所であっても、手、足にかかわらずボ-ルを4秒を超えて支配することはできません。
インプレー中に限らずゴールクリアランスからであっても、ボールを離した後、ボールが1度相手競技者に触れた後でなければ、味方競技者からパスを受けられません。
※ 4秒ルール フリーキック、キックイン、コーナーキック及びゴールクリアランスは全て4秒以内に行わなければなりません。
4秒を超えた場合、その地点から、もしくはその地点がペナルティーエリア内であればその地点から最も近いペナルティーエリアライン上から、相手側チ-ムに間接フリ-キックが与えられます(キックインのときは相手側チ-ムのキックイン)。
※ オフサイドはありません。
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競技規則の改定 |
★2003年7月改定事項
3種(中学生世代)および4種(小学生世代)においては、ゴールクリアランスは直接ハーフウェーラインを超えることができなくなりました。超えた場合はハーフウェーライン上の任意の地点から相手側の間接フリーキックとなります。これはJFAが、身体の大きな選手を相手ゴール前に配置してヘディング等によるゴールを狙うためGKからのロングボールを多用する光景が頻繁に見られるようになったため、高い技術やパスワークでゴールを狙うフットサル本来の技術向上を阻害し且つ興味をそがれると判断したものです。
★2005年2月改定事項
3種(中学生世代)および4種(小学生世代)においては、キックオフから直接得点することは出来なくなりました。これはJFAが、キックオフ時に3mしか離れていない相手競技者に向けて力任せにボールを蹴り、あわよくばゴールを狙う光景が頻繁に見られるようになったため、高い技術やパスワークでゴールを狙うフットサル本来の技術向上を阻害し且つ興味をそがれると判断したものです。
★2005年9月改定事項
プレーヤーとして知っておくべき要点(普通あり得ないと思われる部分は省略)だけまとめました。もっと詳しく知りたい方、審判をやる方等は1番下のリンクをご利用ください。
<主な改正点>
●国内競技会においてはピッチの素材として天然芝、人工芝、土が認められた(ただしパススピード、安全面から「フローリング等が望ましい」としている)。
●用具を正しく着用していない、あるいは禁止されている用具を着用していることが発覚した場合、その競技者は警告され、それがインプレー中ならばプレーを停止して相手側の間接FKとなる。
●ペナルティエリア内で守備側にFKが与えられた場合の再開位置は直接・間接問わずペナルティエリア内の任意の地点(今までは間接の場合違反のあった地点から最も近いペナルティエリアのライン上)からとなった。
●シミュレーションについては場所がどこであっても厳しく罰せられることが明記された(これは全日本の予選でもかなり見られました)。
●累積の対象となるファウルがあったが審判がアドバンテージを適用した場合でも、アウトオブプレーになった時点で「累積ファウルの(加算を指示する)シグナル」を示すことが明記された。
●審判の懲戒の罰則を行使する権限の範囲が試合中だけでなく、「選手がピッチに入ってから試合が終了してピッチを離れるまで」と明記された。
★詳しくは⇒2005年フットサル競技規則の改正について(PDFファイル)
★2006年10月改定事項(ここでは要点のみ掲載)
●CK、第2PKの時に相手選手が離れるべき距離=5mを明確にするため、コーナーアークから5m離れたゴールラインと直角のマークおよび第2PKマークの両側2箇所のマークを「つけなければならない」と明記された(以前は「つけることができる」または文章なしだった)。
●不正行為を犯した(選手だけでなく)「チーム役員」に対する(退席等の)懲戒罰について明記された。
●タイムアウトの時「競技者はピッチ内にいなければならない」だったが、「ベンチに戻って休憩を取りながら指示を受けられる」ようになった。ただし「選手交代はタイムアウト以前の選手が一旦ピッチに入ってからでなくてはならない」のはそのままです。(ということはタイムアウト中、競技者と交代要員がベンチ付近に混在することになるので審判は管理が大変かも?)
●天井の高さは4m以上とし、競技会規定に明記されることになった。
●チャージに関して「肩によるものも含めて」という表現が外れた(サッカーと同様に無謀あるいは過剰な力をもっておこなわなければ反則とならないことになった)。
●審判のシグナル
@関節FKの時、主審・副審両方とも片腕を頭上に上げることになった。
Aアドバンテージを適用中に起きた累積ファウルについて、アウトオブプレーになった時速やかに「必須の」(現状本部前まで来て大きなジェスチャーで知らせているようである)シグナルで第3審判とタイムキーパーに示すことになった。
●キックインに対する妨害(なかなかボールを渡さない、5m離れない等)について警告される旨が明記された。
★詳細は⇒2006年フットサル競技規則の改正について(PDFファイル)
★2010年改正事項(ここでは要点のみ掲載)
●競技者の数〜試合開始時の最少人数が5人から3人になった。
●スライディングタックル〜従来は禁止だったが、”不用意に、無謀に、または過剰な力を用いて”おこなわない限り認められることになった。(ただし”無謀さ”については”床の上で且つ限られた狭いスペースでプレーされる”ことを充分考慮する必要がある)
※この改正により直接フリーキックとなる反則はサッカーと全く同じとなった。
●GKへのバックパス〜従来は、ボールが相手競技者に触れるかハーフウェーラインを超えればOKだったが、相手競技者に触れない限りGKは味方が戻したボールに再び触れることができなくなった。
(パワープレーの時も適用されるため、GKは相手ハーフに入らないとパス交換ができないこととなった)。
★詳細は⇒2010年フットサル競技規則の改正について(PDFファイル)
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