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少年期の指導のあり方 ■日本サッカー協会指導方針 ○クリエイティブでたくましい選手の育成 サッカーはキックオフの笛が鳴ったら、(野球などとは違い)いちいちプレーの最中に監督やコーチの指示を仰げるスポーツではありません。したがって数年前から、「クリエイティブでたくましい選手の育成」をテーマとして掲げています。クリエイティブでたくましい選手、とは局面に応じた、もっとも適切な判断、プレーができる選手であり、そのためには豊富なアイデアを持ち、自分で的確な判断ができる必要があるとされています。 そのため指導者に対しても「決して指導者が教え過ぎて選手が考える芽を摘み取ってはならない」と、講習会などで教えています(あまり守られていないような気がしますが・・・) ○一貫指導による長期的視野に立ったサッカー選手の育成 「少年期の身体的特徴」の項でもご説明したとおり、少年期には少年期に適した指導方法があるわけですから、目先の勝負にこだわって将来の大きな成長を阻害してはならない、とも指導者に教えています(これもあまり守られていないような気がしますが・・・)。最近では特に選手のポジションについても「少年期のうちは固定すべきではない」、との表現が多くなっています(詳しくはアドバイス〜ポジションの項に・・・)。 ○最近の傾向 このほか、最近では下記のような傾向が加わってきています。 1.U-6、U-8、U-10、U-12、と2歳刻みの年代に分けてそれぞれの指導ガイドラインを発刊(メンタル 面、生活習慣、子供への接し方、保護者のあるべき姿など、サッカー指導以外の部分にもかなり 力を入れて触れている) 2.4対4などミニゲーム、8対8のゲームの必要性を推奨 3.「日本サッカー全体の課題」と称して次のような具体的項目を掲げています。 ・1対1の攻守が弱い ・止める、蹴るの技術が不十分 ・点が入らない(狙っていない、も含め) ・自己判断能力が低い ・ゲームを読む力、かけひきの能力が低い →サッカーの本質(ゴールを奪う!ゴールを守る!)の意識。サッカー本来の目的に立ち返る。 ■子供たちが学ぶもの 「昔に比べて今どきの子供は・・・」と言われることが多いようです。確かに飽食、ゲーム機器などの影響で子供のうちから生活習慣病になってしまったり、運動不足で体力が衰えていたり、情けない環境ではあります。そうした心配はサッカーというスポーツ(サッカー以外でもそうですが)を継続することによってかなり改善されるに違いありません。 また、そのほかにもサッカーという団体競技の中で、 ○フェアプレー・・・試合相手やレフリーは一緒にサッカーをやってくれる仲間。 ○自立・・・なんでも親任せでなく試合や練習の準備、スケジュール把握は自分で。 ○競争・・・チームメイトは仲間でもあり、よきライバルでもある。 ○克服・・・できないことに対し努力し、できるようになる。 などなど、小さな身体でいろいろ学んでいきます。保護者の方は暖かく見守ってあげてください。 ■女子選手について 男子と比べると、 ○指導者とのコミュニケーションを求める(「黙って俺について来い」ではNG)。 ○他にも女子選手がいれば「群れ」を求める傾向がある。 ○生殖系の発育の違いがあるため「ゴールデンエイジ」の期間が短い などの違いがあるが、総じて小学校年代までについては特別に意識して変える必要はないそうです。 ■こんな指導者にご注意? 日本サッカー協会が「指導者に求めているもの」は、 ○オープンマインド(常に子供たちに心を開いて接すること) ○情熱 ○誠実さ ○忍耐 ○論理的・分析的思考 ○選手の学習過程に関する知識 ○効果的指導の知識 ○選手を鼓舞する能力 総じて「子供たちにとって良い手本であること」のようです。 すべて兼ね備えた指導者は、私も見たことがありません(笑)。私もできていないところがたくさんあったので、上記を書くのが恥ずかしかったです。みなさんは1つでも多く兼ね備えている指導者に巡り会えるといいですよね。少なくとも次のような指導者には関わらない方が得策です、せっかく一生に一度しか現れないゴールデンエイジ(少年期の身体的特徴参照)の子供たちがかわいそうですから・・・ ○試合中むやみに大声で「ああしろ、こうしろ」と指示を出しっぱなしである。 ○(教えきれない自分が悪いのに)「何でお前はそんなこともできないんだ!」と怒鳴る。 ○大切な少年期なのにフィジカルトレーニングや走り込みをたくさんやらせる。 ○子供たちの分からない(難しいor意味が分からない)言葉で話をする。 ○子供たちの考えや意見に耳を貸さない。 などなど。 |
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