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管理人からアドバイス!

指導者時代や当サイト立ち上げ後に保護者の方からいただいた質疑応答などをQ&A形式にしました。


Q:うちの子は将来Jリーガーになりたいと言っていますが、親として今してあげられることは?


 とにかく小学校6年生までの時期は「ゴールデンエイジ」と呼ばれ(少年期の身体的特徴参照)、スキルの習得に1番適した時期ですが、いかにこの期間を「サッカーが大好 き!」という気持ちで通過するかが大切です。この点で勘違いをしてしまい、詰め込みや押し付けをやってしまうと子供がサッカーから離れてしまう可能性もあ ります。実際何人か見てきました。実は長男(=もう19才です)もこれで失敗した形跡があります。したがって次男に対しては小4のときから私の指導の元から離して別なクラブ(遠いのですが)に転籍させましたし、今は送り迎えと多少のお手伝いだけにし、帰りの電車や家ではできるだけ良かったところを褒めることにしています。技術の習得=練習は好きだからこそ子供はやるのです。ですから保護者の方も、(練習や試合で)できなかったことをとやかく言うのではなく 良かったところを探して褒めてやることがとても大事です(これで次男はものすごく良いほうに変わりました)。

Q:チーム(クラブ)を選ぶときどんなことに注意したらよいですか?

 まず低学年のうちは負担を軽くするため、近距離で通いやすいところが良いと思います。次に指導者についてですが、必須条件として子供が楽しくサッカーをできる環境を作ってあげられる人材ができるだけ数多くいることではないかと思います。お父さんコーチでも構いません。常に子供たちを誉めてあげることができ「サッカーが大好き」な状態でジュニアユース世代へ引き継げる環境を選んであげてください。この「褒める」という部分はなかなかできそうでできないのですが、特に指導者にこそ、なくてはならない要素なので、クラブやスクールの選定の際には指導者の質も吟味されたほうが良いと思います。指導者の資質が特に顕著に現れるのは「負け試合」のハーフタイムと試合終了後です。ここで負け試合を子供のせいにしているような指導者は論外ですし、どんなに負けていても子供たちを(例え多少強い口調であっても)良かったところを褒め、励ますことのできる指導者に出会えることをお祈りいたします。
 あとは保護者の方自身がお忙しいような場合は、保護者の参加義務について(練習や試合の当番や定期的なミーティングのようなものの有無、強制か自由か)も確認されたほうが良いかもしれません。

 また、将来的にかなり気合が入っている場合(笑)は、その団体の指導方針にもあらかじめ気を配っておく必要があります。それは試合におけるチーム編成についてです。常に上を目指すのであれば、学年別編成(必ず学年単位で試合に臨む)よりは、パフォーマンス重視(能力のある子は1つ2つ上の学年の試合にも積極的に出させる )の方針を打ち出しているチームのほうが良いでしょう。「パフォーマンス重視」というと誤解を招きそうですが「勝利第一主義」とは違いますので指導者の立場から説明しておきます。小学生のうちは個人差が激しいのでどうしても試合でのパフォーマンスにかなり差が出てしまいます。すると学年別編成の場合、パフォーマンス上位の子供にとっては楽をできる環境でもあるわけで、もしそうなってしまった場合それ以上の伸びしろを失ってしまう可能性もあるわけです。特に身体が大きくて力の強い子や抜群に足の速い子はその能力だけで活躍できてしまうために技術的な努力を怠ってしまう場合もありえるのです。これは本人の将来にとって非常にマイナスとなることは言うまでもありません。ですから、すべての活動がそうでなくても、例えば練習試合などは学年別でおこない、大会は能力別に編成するとか、してあげることがパフォーマンス上位の子にとっては必要になってくるのです。
 ただしこれは多くのチームで悩んでいる問題だと思います。したがって保護者からの声がいろいろ(何であの子が、とか、そのせいでうちの子が出られない、など)出てくると非常に揉めるので、あらかじめ代表の方に確認をして、指導者が後者の方針できちっと団結しているチームが良いと思います。

Q:子供が平日のサッカースクールに通いたいと言うのですが?

(本人の希望ということですし)とても良いことだと思います。 平日のサッカースクールのメリットは一般的に対外試合を目的としていないため 、指導者も子供たちも邪念(勝ち負けや選手起用など)なく技術の取得に専念で きますし、土日と違う相手とサッカーが出来る(サッカーを通じた仲間が増える )という利点もあります。 また、欲を言えば土日のクラブと平日のスクールがお互い補完関係にあるところを選べるとなお良いと思います。
例えば、
●土日のクラブが技術練習が多めなら、スクールはゲーム主体のところ。またはその逆。
●土日のクラブが11人制を重視しているなら、スクールは4〜5人制のミニゲームまたはフットサルを多用しているところ(狭い場所での正確なボールコントロールが養えます)。
●土日のクラブが土のグランドなら、スクールは天然芝やロングパイル人工芝( 民間のフットサル施設など)のコートであるところ(高学年になって大会上位になると芝での試合となる場合がこれから増える方向ですので今から経験しておく と戸惑いません)。
●土日のクラブの指導者がお父さんコーチ主体なら、スクールは技術の優れた「テクニックを肌で感じさせられる」指導者のいるところ。
などの点を参考にしてください。

 なお、1番目に上げた「技術練習」ですが、小さな子供にとっては本当はとても苦痛だと思います。子供は何といっても「ゲーム」が大好きなのですから・・・ それにスクールによっては1時間の枠の中で大半の時間を軍隊のように並んで同 じ動作(フェイントやドリブルなど)を反復させる練習に費やし、ゲームは残り10分だけ、というようなところもあります。これではその動作自体は確かにう まくなるかもしれませんが、肝心のそれをゲームの中のどういう場面でどう使ったらよいかが学べないのであまり意味があるとは思えません。事実このようなスクール に通っている子供が私の指導していたクラスに体験に来たことがありますが、動作はうまいけれど場違いなところで使う(敵のいないところでクルクル1人で回っているだけ=何をしたいのか分からない)ので本人も味方チームの子も困っていたことがあります。

(2006年4月)
Q:育成年代のフィジカルトレーニングはどんなことをやればよいですか?

JFAによるフィジカルに関する今後の取り組みについて「Technical news(公認指導者向け広報誌、2006年3月のVol.12)」に特集記事がありましたので、その要約をまとめてありますのでご覧ください。
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 (今後も順次掲載していきます、宜しくお願いします!)

 ・良い試合を観せよう ・個人差 ・ポジション



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