昨日掲載分の続きです。
(JFAによるフィジカルに関する今後の取り組みについて)
=要約3===
◆専門体力・基礎体力・コーディネーション能力
体力要素はサッカーの試合中に必要とされる「専門体力」と、トレーニングを行うため、また専門体力の土台となるための「基礎体力」、そしてそれらを支える根本的な「コーディネーション能力」に分けられ、専門体力の向上は必要不可欠だが、それを支える基礎体力やコーディネーション能力が身についているか確認が必要である。
◆身体を上手に便えているか?
サッカーのフィジカルパフォーマンスをーつの家に例えるならば、コーディネーション能力は土地(土壌)のようなものです。これがしっかりと養われていないと、壁や屋根として家を構成する基礎体力や専門体力は高まっていかない。したがって専門体力向上を目指すのであれば、まずその前段階である基礎体力が充実していること、さらに根本的なコーディネーション能力が身に付いていることが必須条件となる。
◆コーディネーション能力とは?
例えば「立つ」、「歩く」といった基本的な動きが「バランス能力」と組み合わさることではじめてジャンプやダッシユという動きがくり出されるわけであるが、そのときにいろいろな外界の情報を全身でキャッチ(見る、聞く、触るなど)し、目的に応じた動きをつくり出す能力がいわゆるコーディネーション能力と呼ばれるものである。
◆体幹保持トレーニング
コーディネーション能力の中で重要なのが体幹保持能力である。
この能力が低い選手は多様な動きの中で「動き」の軸を安定させることができないため「走る・蹴る・跳ぶ・ぶつかる・起き上がる」などの動きを高いレベルで発揮できない。
また、障害予防にも非常に大きな影響を及ぼすのですべての年代で定期的にトレーニングを導入する必要がある。
数多くある筋肉を強調させながら連結して使う能力を養い、かつ不安定な状態に対するバランス能力(バランス維持)を養う。
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★体幹保持トレーニングについて
この体幹保持トレーニングについては、先日関東フットサルリーグ所属のBOTSWANA選手によるクリニックにサル息子と一緒に参加したときも、彼らがおこなっているというトレーニングの一部を少し体験をしました。まあ一種の※アイソメトリックストレーニングなのですが、まさにJFAの言っている体幹保持トレーニングもこれに近いです。
※アイソメトリックス・・・『静的運動』という意味で、名前の通り筋肉を伸収縮させずに力を入れる運動(例えば、胸の前で両手を合わせて内側に向かって力を入れた状態を持続し大胸筋を鍛える等)⇒説明が下手かもしれませんので意味のわからない方はこちらのサイトをご覧ください。
「小さい頃から筋力トレーニングをやると背が伸びない」とよく言われますが、体幹保持トレーニングはそれこそ、それ以前の(外遊び不足という)部分を補完する意味で絶対必要ですね。
具体例を実際にサル息子をモデルにして撮影し画像をUPしましたのでぜひご覧になってみてください。管理人自身も改めてサル息子の柔軟性と体幹保持能力に難を確認、サッカーばかりやらせてきて・・・後悔しきりです・・・これから???
⇒ジュニア・ジュニアユース世代の体幹保持トレーニングへ
★ぜひ親子で挑戦してください。運動不足だと・・・かなりプルプルきますよ~
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⇒ 明日へ続く